バイトのハンドリング

イベントの設営・撤去で、学生バイトを直接ハンドリングした。
一日だけの単発で、全員が初顔で、初作業だらけのバイトを扱うのは久しぶりだ。
朝、全員を集めて挨拶する。
初見で、地味でカッタルそうで冴え~ないダメバイト揃いとわかる。
でも、この手のドンくさいタイプは、意外と扱いやすい。
擦れてないというか、スイッチが入れやすい。
単発モノは当日の朝、初めて会ってスグに作業を指示して取り掛かってもらう。
ところが初めての作業に直面して???マークだらけの状態に陥ってしまい、わけもわからず戸惑う。
説明を受けて理解しても、アタマとカラダ体がチグハグで要領を得ない。
はた目には、モタモタして見える。キャラクターによってはダラダラにも見えてしまう。
上手いディレクターは、一緒に作業をしながらコツを伝えてアタマとカラダを揃えてやる。
さらに上手いディレクターは、リズムに乗せてやる。
そうするとバイト本人も地力が出るようになる。
疲れず、飽きず、大きな声が出るようになる。
汗をかきながら、息をはずませて、笑顔でチャキチャキ動く。
久しぶりのハンドリングでも十分イケタ。
十年ぶりに自転車を漕いだ気分。
気分転換にちょうどイイ。
ごくタマに…、ですが。

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