マルシェの売上は1日あたり¥50,000~¥100,000が平均的なケース。
もちろん、一日あたり¥500,000売り上げるケースもある。
一見すると儲かっているように見える。
ところが、売り上げに比例して売れ残りロスが出る。
売上ボリュームに見合った仕入れボリュームが必要になる。
売上を上げるため、価格を下げてでも量をこなす。
でも、売れ行きが順調であれば順調に儲かる。
素晴らしくハッピーなネットワークビジネス風のシナリオに見える。
¥500,000売上で30%の粗利とすると、¥150,000儲かりそうに思う。
が、ロスを見込んで多めに¥600,000分仕入れる。
仕入れが70%に、ロスが仕入れの10%+としたら80%となる。
¥600,000×70%+¥42,000=¥462,000がボーダー.
採算分岐点が高すぎる。
利益は¥38,000にしかならない。
天候や交通機関の乱れなど、何らかの事情で売れ行きが鈍ったらダイエー風に瞬殺!
マルシェは生産者が売ってますよーという体で開催しているため、生鮮が中心になる。
上の計算でいくと、マルシェで生鮮で利益を出すのは神業である(トリックは無い…はず)。
もちろん生産者であれば仕入れが安いから可能ではあるが、マルシェ単体で稼ぐには継続がツライかもしれない。
それゆえ、瓶もの、缶詰、乾物など、長期在庫できる加工品は在庫を繰り越しできるため出店しやすい。
買いたくなるかどうかは別にして…。