久しぶりにビッグサイトで展示会の仕込みに行ってきました。
仕込みの時には、いつもきまって会場すべてのブースを見学します。
ザーッと見学したところ、以前から少しずつ感じてはいたのですが全体的に
お手軽というか、稚拙というか、退化している印象でした。
もちろんコスト競争やコンペの影響もあるのでしょうが、どのブースも「主軸のズレ」が目立っていました。
わかり易く言えば、explanation(=説明・解説)主体のブースになってしまっているということです。
これは、机上の論理的な主張としては、いかにも正論っぽく感じられるかもしれませんが、展示会という場においてはマチガイです。(クライアントの希望かもしれませんが・・・・)
今一度、原点に立ち返ってみると、展示会場という特別な場で、展示会へ出展するという特別な状況を創り出してまでexplanation(=説明・解説)するだけというのは、片手落ちに思えます。
展示会へ出展して行うべきはpresentation(=発表・上演)です。
特に、薄ボンヤリとした閉塞感に覆われた状況では、一瞬で来場者の心を抉るようなpresentation(=発表・上演)が欠かせないのではないでしょうか。