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居るだけで面白いヒト

立川談志が「落語家は面白くなくちゃいけない。
噺が面白いのは当たり前。面白くなるようにやってるんだから当たり前だよ。
そんなんじゃなくて、舞台に出てきただけで面白ぇ!ってなんなきゃダメなんだよ。」
居るだけで面白いって、存在が面白いわけです。
先代の林家三平、二代目 桂枝雀、古今亭志ん朝、この師匠たちレベルは確かに存在自体が面白い。
この域は名人を超えた狂気に近いところまで登りつめないと到達できないんでしょうね。

口説きベタ

とあるプレゼンに立ち会った時のこと。
朗読のような話しぶりに閉口した。
それにもまして、表情が怖い。
まるで能面みたいでシリアスにしか見えない。嫌われたいのか?
内容はともあれ、好かれないと話にならない。
明るく楽しく、超ポジティブな口調と表情で口説く。
テクニックや理屈の前に、笑ってくれー!怖いぞー!
誰か教えてやってくれ。

プレミアムバリュー

久しぶりにブランドについて真面目に議論した。
端緒は
「ブランドは、プレミアムバリューしだいだから・・・。」
ブランドが、そのブランドゆえに割り増してもたらす価値のこと。
ブランドのお得感かな?
だからブランドビルディングは、未来永劫つづく。
ビルドアップし続ける宿命にあるんです。
完了した時点で、そのブランドはお終いということです。
「うちのブランドは出来上がっているから!」とキレぎみに言い切るのはいかがなものでしょ?

まとめ方がオモシロイ!

まとめ方がムツカシイことというのは、いくつもの情報が複合的に重なっています。さらに、状況によって相対的に変化してしまう「目に見えないこと」である場合が多いようです。
冷静に客観視できれば、そういうことなんですが、当の本人としては、兎に角やらなきゃ収拾つかない!と焦りまくったりします。
でまた、悪いことに「複合的なんだから多角的に見て区分すればイイんだ!」とかに気づいちゃったりします。
こうなると、ドンドンまとまって、ズンズン進んでしまいます。迷路の出口は閉ざされているのに…。
ヒトは普通、多くの情報を多角的に受取ってしまうと、イロイロな色が掛け合わさってグレイにしか見えなくなります。
「目に見えないこと」をナンとか見えるようにと懸命に努力した結果、グレイにしか見えなくなってしまうのでは元も子もありません。
正確に伝えることが困難なときは、オモシロく伝える方向へ転換すると意外と解決するかもしれませんね。
ambient!

AIの苦手なことって…。

とあるAI(人工知能)の研究者が
近い将来、あらゆることがAIができるようになって、人手が余るようになる。
ただ最後までAIが苦手とすることがある。
それは「手の働き」だという。
指の動きは想像以上に複雑で、触感に至っては全くと言ってイイほど情報化がムツカシイ。
そういえば別のところで、最近の医師は触診をしなくなってきているという話も聞いた。
血液をはじめ様々な検査で相当のことまでわかる。
ただ感覚と経験に培われた触診技術は、現代の医療学習の体制下では習得しづらいのだそう。
一方の患者側としてみても、触診されないと診察の満足感が得られない。
心のケアも大切なきがするんだけど…。

医療系学会の展示会

医整形外科、脳神経、放射線、遺伝子研究、獣医など、医療系の学会に付属したコンパクトな展示会のご依頼がある。
これは、ビックサイトのような、いわゆる展示会場ではなく、ホテルなどでよく見かける専門学会のことです。多くの場合、学会自体は会議室などで行われるのですが、休憩時間や開催前後の時間にはロビーで、懇親会などの時間には宴会場の片隅でコンパクトなブースを構える、学会ではおなじみのスタイルです。
ここでの展示のコツは、一瞬で言いたいことがスッと理解できることもさることながら、思わず見入ってしまうような切り口のアプローチです。メーカーの営業マンが夜の繁華街のように立ち並び、見飽きた製品展示を陳列しているだけのブースには辟易としています。
そもそも学会の展示会は、一般的な展示会とは違い、およそ最新情報や設備・技術などは入手済みで、今さら「展示」をしたところで医療関係のプロたちにとっての目新しさは無い。
ただ、医療関係者といえ、未だ現場に導入されたり広まっていたりはしません。
ましてや、クライアント(患者さま)にとっては推して知るべしである。
となれば、インフォームドコンセントでクライアントに(患者さま)できるだけストレートで、わかり易く伝えるプレゼン手法・ツールが必要になってきます。もし、学会の展示会ブースでこれらの「プレゼン手法・ツール一式」が
・貰えるとしたら…、
・ある程度カスタムできるとしたら…、
どうでしょう?
学会の展示会に出展するメーカーは、殆どが世界的にメジャーな会社ばかりですから、製品・サービスはタイプが異なるだけで、ハイエンドレベルです。選択理由は、お付き合い、慣れ、好みなど性能以外の理由が多いのです。
学会の展示会では「プレゼン手法・ツール一式」が貰えることを武器に、この「性能以外の理由」での採用へのアプローチを行うことが、成約へ繋がるブースなのだと思います。
とはいえ、内容はプロが見るとバカバカしいとさえ思えるほど他愛も無いものです。
以前「不織布」展示会で、「綿あめマシン」を持ち込んで綿あめを作ったことがあります。不織布のプロが集まる展示会で、今さら…かと思うかもしれませんが、一見あたりまえのようなことでも使い方しだいでは面白く見せることもできるのです。
まずは話を受入れてもらえる気持ちになってもらわないと、話が次に進みませんし「良い信頼関係を構築するのだ!」と手を振りかざしてみても注目してもらってからでないと前に進めようがありません。
自社の製品を売り込むのも重要ですが、このあたりの痒いところに手が届くお付き合いが大切なのだと思います。この角度からのアプローチができれば他社に差がつけられるのです。

情報のまとめ方がオモシロイ

企業情報や製品情報を伝えるには、情報のまとめ方の巧拙やセンスによって大きく違ってきます。
でも業務には区分があって、各自の分野に携わっていると、全体を俯瞰で把握することは難しいもんだと思います。
で、ある日、展示会やカタログ制作の担当になって、ハタっ・・・と困ることになるわけです。
当事者ってそうですよね。ましてや、社内の人間は良くも悪くも情報が多すぎます。タテにもヨコにも槍が刺さってきますし。
そうはいっても、ナンとかガンバって、ヤリクリして整理してみます。
そうすると、1~2ヶ所に矛盾を感じつつも、オトナは人生経験で培ってきた「自分を納得させる術」という恐るべき寝技で押さえこんでしまいます。これがマタ、社内では一本とれっちゃったりするんですが・・・運よく。
で、これで営業マンが売り込みをかけにゆくのです。
これがツライ。聴いている側がツライ。プレゼンが穴だらけに感じてツライ。
初見で寝技まで持ち込めるベテランの手練ならともかく、普通の営業マンは棒立ちになっちゃいます。
じゃあ!ってことで、考え直してみても、社内で聞きまわっても、整理しきれない・・・!!こともあります。
そんなときは、方向転換するんですね。
ロボット掃除機みたいに、アッサリ方向転換。
どっちへ向けるかは次回に。

太陽電池の弱点

結晶シリコン系の太陽電池の場合、一部分でも影ると発電が止まる。
現在のところ世界中の太陽電池は、殆どがこのタイプです。
新しくCIS太陽電池が登場して影の影響は解消されるようですが、コストや発電効率などの課題もあるようです。
確かに、電卓の太陽電池パネルに、少しだけ影を作ると全部が消えてしまう!!

トランプ現象が上陸か?

除夜の鐘を夜につかないでください。
餅つきの餅は食べてはいけません。
マンション内で挨拶をしません。
この公園は会話禁止です。
………なんだかスゴイことになってきてませんかー。

文脈のあるアイデアがオモシロイ

アイデアは、当たり前でスタンダードなことが良いと書いたが、一部の方々に勘違いがあるようですから、もう少し踏み込んでおきます。
一言で言えば、文脈の無いアイデアに、価値は無い。
ただ面白ければイイとか、注目や人気が得られればイイとかといったアイデアは、ただの思いつきです。
とはいえ「ならでは」ばかりに捉われすぎると、小さくまとまりすぎて、面白くなくなってしまいます。
だからといって、ゴルフの冠イベントのように、冠だけ差し替えればどこだって同じになってしまっては、売上至上主義の広告屋になってしまいます。
文脈がわかり易く流れていたほうが、受取る側が飲み込みやすいと思うのです。
そういった意味で、スタンダード(=ベタ)に考えられるとケッコウ上手くはまるものです。
あまり、バラバラと斬新なアイデア出し?をしていると、会議ばっかりが長引いてしまいます。
「斬新」という言葉の規定する範囲を理解して使えているのか・・・ギモンですね。