キャラクター設定

コントをする人の衣装は、警官や医師が多い。
これらは衣装だけでキャラクター設定が仕上がるから、スグに内容に持って行きやすい。
スーツ姿でヤリトリする漫才とは対照的だ。
イベントに使われるデザインも同じように考えるとスンナリ答えが出る。
好みの問題とか、かわいいとか、イマドキとかではなく、キャラクター設定としてどうか?
そうすれば、パッと見て「あ、コレね」とスンナリ答えがでる。
このキャラクター設定の勘どころがセンスだと思う。
どう見せたいではなく、どう見られたいのか?
出会った瞬間、直感的にどう思われるか?
理屈ではなく、極めて情緒的な衝動としての印象のつかみ方なのだ。
企業によっては、シンプルでシュッとした無機質な都会的デザインを好むところもある。
確かにキレイでカッコいい。
ただ、美しいだけ。
キャラクターが見えてこない。
キャラクターをイチから説明して、その後やっと本題に入れる。
何時間かかるんだ?
キレイでカッコよくて美しいだけでもキャラクター設定はデキル。
ただし、その企業がブランディングをキチンと考え、十分な時間と手間と予算を費やした場合に限る。
付け焼刃でどうにかなるほど甘くはない。
それっぽく振る舞っているだけだと失敗する。

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