強みは弱みの裏返し

ここのところ「キャリアアップがナンとか・・・」といった謳い文句で、「強みとは!」と声高に気を引くケースが見受けられます。
「強み」といっても漠然としすぎて、言い切るには不都合ですから、あえて「個人の価値観においての相対的な強み」に限定してみます。
よく、英会話教室などの「キャリアアップがナンとか・・・」といった広告を見かけます。
まぁ、これは広告ですからどーでもイイのですが「英語を身につけて強みにしましょう!」といった意味合いの説明には違和感があります。
「キャリアアップがナンとか・・・」ごとき理由で、カンタンに英語が身につくわけがありません。
努力のモチベーションが、ふわふわしすぎています。
そんな、ふやけた理由よりも、切羽詰ったり、追い込まれたりすれば、あっという間に身につきます。
とはいえ、日常生活でそんな状況になってしまうのも考えものですが・・・。
他にも自立的に「強み」を育むことができます。
それは、弱みをフォローアップするために必然的に生まれる補完適応力ではないかと思います。
例えば、プロサッカーの長友選手。
彼は、体格的なマイナスを運動量とテクニックで補完して見事な適応力を発揮しています。
また、それが結果として独創的な強みとなって表れているのだと。
恐らく、ご自分自身で厳しく追い込まれたからなんでしょうね・・・。
つまり、現時点で自分の強みはナニか??見つかったとして、それをどう活かせば良いか??を模索したところで見つけにくい代物かもしれません。
それよりも、自らのマイナス(コンプレックス)を晒して、それを補完できるナニかを探したほうが近道かもしれませんね。

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