アイデアの出し方

グラフィック&ムービー

好きこそ物の上手なれ

お肉屋さんの作るコロッケは、他のどこよりも旨い。
イベント屋の作るパンフレットは、他のどこよりも旨い。

お肉屋さんのコロッケは旨い!ように、採算だけを追わず
ただ、喜ぶ顔を見たいために一所懸命つくる。
この心意気こそが、人々を感動させる力を持つのだ!

理想を追求します。【昇華した道具】

工夫し尽くされた道具には、
思った通りの成果を必ずもたらしてくれる力がある。
この道具さえ手に入れば、
使い手の想像を超えた高みにまで、ごく自然に導いてくれる。

会社案内や製品カタログなどは、セールスマンの武器ですから優秀であるに越したことがありません。
しかし、モノとしての優秀さをどんなに突き詰めようと、その効果を十分に発揮してくれるとは限りません。

体裁ばかりを重視する傾向も、論理的でない場合が少なくありません。
主に美しさやカッコよさは、機能美のように結果がもたらすのもです。

また、モノとしてだけ完成度の高いカタログを作ってしまうと、まず使い物にはなりません。
作りこみが過ぎると、朗読に終始しかねません。これでは、ヒトが介在する理由が無くなってしまいます。
セールスマンの身体の延長上に違和感なく存在し、自由自在に活躍してくれるものであって欲しいのです。

それも、日本刀のように武器ではあるが「帯刀するというコト」自体が、精神性にまで大きな影響を及ぼす程のものが理想です。

補足:木彫や指物など伝統工芸の職人さんの使う様々な道具には、時々に応じて使い易く工夫された、数え切れないほどの道具があります。それらは、先達によって工夫し尽されていますから道具をあてがっただけで、どうすれば良いか“スゥーっと”導いてくれるのだそうです。これらは長年の経験と知恵によって生み出された、道具を通じた「技」の伝承なのです。

徹底して学習します。【オタク魂が信頼を生む】

ナニか新しい行動を起そうという時には、
その道に精通したオタクにアドバイスを求めたくなる。
このアドバイスのオタクっぷりが激しければ激しいほど、
信頼は高まってゆく。

スキルの高いセールスマンは、カタログなど不要です。名刺一枚で十分に勝負できます。
しかし、スキルの低いセールスマンには不足しているスキルを補完するために、より良い道具を提供する必要があります。

パンフレットは主に、この不足しているスキルの補完に用いられます。
そのためには、取り扱っている製品やサービスはもとより会社の成り立ちから業界・分野情報、時には関係する論文などから、あらゆる情報を入手し、学習しなければなりません。その上で長所短所を分析し、魅力を最大化できる「オタク」でなければスキルの補完なぞ到底できません。

フラッグシップは案件の都度、この「オタク」になるのです。

今まで「オタク」になった一部の例を挙げますと、管理栄養士・給食実務・HACCP・ISO9100・SSL(情報暗号化技術)・生産システム・石油・プラスチック・地上波デジタルの移動体通信技術・建築実務・特殊掘削技術・医薬・整形外科・工業ロボット・金属資源回収・レアメタル・空港施設・航空機材・食の安全安心・農業生産実務・農産物の流通など、数々の「オタク」になってきました。

補足:例として、「オタク」に質問を投げかけると、役に立つか否かにかかわらず延々と語ります。そうやって語ることや、そのための知識を蓄積してゆくことがたまらない喜びなのです。それゆえに、周りから敬遠されることもあるのですが、この「オタク」の度合いが高ければ高いほど頼りになるのも事実です。

台本を作成します。【神は細部に宿る】

一見しただけではソレと気付かないくらい些細なコトなのに、
実は大きな影響を及ぼしているようなことがある。
この僅かな違いまで徹底できた時にだけ、
大きな成果が手に入る。

フラッグシップはイベント屋です。イベント屋は、ライブでやりとりするのが中心です。
ライブは一瞬のできごとですから、やり直しもできません。
成功させるためには、準備段階で想定されるあらゆる状況を徹底的にシミュレーションします。

お客様の動きや、その時の気分、次にとる行動から、ときには食物を咀嚼したり嚥下したりする感覚にまでイメージを膨らませます。
そういった些細なことが実は、印象の中心部分を形成し、結果として思った以上の影響を及ぼすことになります。

ですからイベント屋のフラッグシップは、パンフレットを作成する時には必ずシミュレーションに基づいた『台本』を作成してから取り掛かるのです。十分なシミュレーションがなければ、良い道具はできません。もちろんパンフレットが出来上がってしまえば、『台本』は忘れ去られます。しかし、ディテールまでしっかりと踏み込んだ『台本』を基に作ったか否かは道具を使ってみたときにハッキリとわかります。

補足:例として、航空会社の客室乗務員の履いている、ごく普通のパンプス。実は、搭乗のお迎え、サービス時、セレモニーや空港内など、シチュエーションに合わせて、3段階の高さのヒールを履き替えています。たった数センチのディテールが、出会うヒトの印象を大きく変化させてしまうのです。