ロシアのローテク。

ずいぶん前に、北海道の苫小牧でロシア(旧ソ連)製宇宙ステーション「ミール」(実物予備機)を見学したことがある。
外観は、ロシアっぽいけど流石は宇宙船らしい。
内部は、普通の理科室っぽいというか、木やネジが多用されていて普通すぎる。
ちょっと残念な顔つきで見学していると
学芸員の方から「宇宙で万一のときにスグ修理できるようにあえてローテクで構成してあるんです」とのこと。
なるほどー、と感心。
このあいだロシア映画の「ガーディアンズ」を観た。
攻撃する宇宙船は、アナログ機器満載のコックピット。
パソコンのモニターは奥行あるブラウン管。
昭和なローテク満載!
ストーリーもカッタるくて、別の意味でナカナカの見応えでしたー。

できる子は、大人になるとダメになる。

できる子の
日本の紙幣は精巧で、容易にニセ札は作れない。
どんな田舎や離島に行っても、電話線が引かれている。
燃費効率が高く、排ガスもキレイな自動車を生産できる。
できない子の国は
ニセ札で困らないように、電子マネー化が進んでいる。
電話線が引けないから、スマホが普及している。
技術が無いから、電池とモーターで走る電気自動車が生産される。
できる子が間抜けに見えてくる。

支持者は儲かる。

儲かるという字は、信者と書く。
つまり支持してくれることの延長線上にある。
先ずは支持されないことには、儲けは無い。
ナンでもイイ。
とにかく支持されよう。

ウソつきの学者さん。

とあるコメンテーターが「ゴミの焼却処理はケシカラン!」「レジ袋はケシカラン!」と、訳知り顔でお話しされていた。
アホ丸出しですね。
森林を育むには、間伐材が出る。
木を伐ったら、端材が出る。
加工をすれば、おが屑が出る。
原油を精製しても、料理をしても、ナニをやっても出るものは出る。
レジ袋も、レジ袋以外に使いみちのない油で作っている。
それでも出たものは焼却処理する。
生産者や加工者は、材料をムダにしないで徹底的に使い切る。
口先だけの学者くずれはケシカラン。

味方の言葉があると強くなれる。

とあるアスリートが語っていた。
強い相手や、巨大な壁に立ち向かうことになったとき
たった一言が、心の底の不安を消す。
たった一言が、心の支えになる。
実力の拮抗しているトップレベルの戦いでは、
この大切な「たった一言」に出会えるか否かが勝敗を分けるという。

プロデューサーの能力とは?

クライアントはオリジナリティあふれるコンテンツを求めています。
そういったコンテンツはクセが強くなります。
クセの強い暴れん坊だったりする。
とはいえ企業活動であるのだから、社会性を無視するほどに個性的すぎてもマズイ。
ワルノリにもトーン&マナーが問われます。
つまりオリジナリティと社会性をバランスよく組合せた仕事をして欲しいのです。
それを実現できるのが優秀なプロデューサーです。

好かれようと意識する仕事。

イベントは多くの人と交わる接客業でもある。
だから
当然、相手の受ける印象にセンシティブでいなければならない。
顔は玄関といわれるように、最初の印象は表情から受ける。
それなのに人と接するときに無表情ではもったいない。
好かれようと意識することもイベント屋の大切な仕事なのだから。

ダンディの努力。

中東のアラブ系の男性は美髭が多い。
まっ黒でツヤツヤしている。
白髪や茶変の髭を見たことがない
体質なのか、砂漠のせいなのか、どうしてあんなに美しい髭でいられるんだろう?
Amazonで発見!
髭染剤。
パッケージに美しい髭を自慢げにした中東の二枚目さんが微笑んでいる。
キャッチコピーはアラビア語で読めない。
やっぱりあるんだな。

最近はやりのマネタイズは三行。

この間の会議で、やたらと「マネタイズ」「マネタイズ」「マネタイズ」って煩いオッサンがいた。
こんなもん三行でまとまる。
1. プロジェクトを成功させるポイントとキーマンをハッキリさせる。
2. キーマンが最も儲かる仕組みを中心に据える。
3. 自らの役割と利益を得るポイントを限定する。
中身がスカスカなので、ぜんぶ改行してみた。

スタッフのナンパ

今はもう良い思いで話。
メールもケータイも無かった時代のお話。
全国の駅ごとでイベントを行うキャンペーン企画で、1年間にわたりイベントの設営・撤去で、学生バイトを直接ハンドリングしたことがある。
一駅の開催は1~7日間。
駅ごとで現地採用のバイトを10~15名くらいを採用してゆく。
募集~採用は当時所属していた東京の会社が行なっていた。
バイトの確認は、本番の前夜に宿泊しているホテルへFAXでバイトの名簿が届き、本番の朝に点呼するというやり方だった。
東京を出発して関東近県を回る間は順調に集まっていたが、北関東あたりで学生の夏休みシーズンに突入した。
すると、前夜のFAXに書かれている人数が2名とかになる。
オーダーは10名だから8名足りない。
愕然とする。
慌てて会社に電話すると「集まらなかった。ごめん。」
「おい!こんなところに知り合いなんかいないぞ!」と怒鳴ってみても始まらない。
スグに気を取り直して、FAXのバイトに電話して友達でも兄弟でもイイからーと頼む。
翌朝7時に、集合場所に行ってみると当初のバイト2名と、友達2名の計4名が佇んでいる。
あと6名。
ヤバい。
オーダーが守れない。
聞いたこともない田舎の駅、朝7時、知り合いナシ。
絶体絶命。
設営は始めておかねば本番に間に合わない。
到底うまくゆくはずはないと思いながらも、一縷の望みを賭けて最後の手段。
現地即時調達=ナンパ。
バイトに駅前で道行く男性にナンパさせる。
「今日この駅でイベントあるんだけどバイトやんない?」
一人、また一人と、設営現場にやってくる。
スグにスタッフジャンバーを着せて作業へ。
本番開始の10時には何事もなかったかのように10名が整列。
ウソのような本当の話。
イイ時代でした。
当然こんな成功はわずか。
ほとんどがオーダー守れず、平謝りの毎日だった。
今となっては良い思い出です。