一本の箸.

新しいアイデアは、こうであるという常識を覆すところから始まる。
一旦、常識を壊してみる。
その上で、条件(レギュレーション)をつけて組立て直してみる。
そうすると、それを成立させるための新しいアイデアが生まれる。
言葉にするとカンタンだが、実践にはナカナカ…。
でもこの方の作品にはソレがあるんです。
やっぱスゴイ!
佐藤オオオキ氏の「rassen」という箸。
本来は「2本」である箸を「1本」にする。使用時には半分に切り離し、使わないときには互いに「絡み付く」ことで再び1本となる。

rassen

誰も見ていない広告。

電車で隣に乗ってきた人が新聞を読み始めた。
久しぶりに新聞を読む人がいたことに驚いた。
ふと見上げると車内広告が激減している。
周りはスマホに見入っている人ばかり。
そりゃ広告も減るよな。

神経の復活

筑波大学 山海嘉之先生の「HAL」というロボットスーツ。
コンセプトは筋肉に問題がある人、神経系に問題がある人、
すなわち思うように体を動かすことができない人の中枢系神経や抹消系神経を
ロボットスーツの技術を使って繋ぎ、機能改善すること。
つまり、ロボットを身体に装着して動かすことで、何らかの理由で使われなくなっていた神経を復活させるというもの。
これとは異なるが、アイデアを出したり考えをまとめたり、課題を解決するときにも同じようにできる方法がある。
書いてみる(描いてみる)のだそうだ。
キーボードではなく、ペンで書いているうちにアタマが活性化する。
そうこうしているうちに閃く。
なるほどー、ブースティングみたいなことですね。
(血圧を上昇させることで精神的・心理的興奮を促し、闘争心を高めて競技に臨むこと)
早速、やってみましょう。

おにぎり企画

メニューブックに高そうな料理がある。
でも、食べたこともないのにイキナリ高い料理は注文できない。
そんなときには、おにぎり企画がおススメです。
「鮭のおにぎり ¥100」
ウマかったら
次に「サーモンのポワレ ジャガイモのクルスティヤン ウロコ仕立て ¥7,000」
ウマかったら
次にコース料理を食べる。
三つ星だからとかナンとか居丈高に言うよりスンナリいきます。

文化の差?壁?

展示会で使われる、最新の映像機器展に行ってきました。
日本のAVメーカーは相変わらず
電子黒板やTV会議システムのアップグレード仕様ばかりで、目新しいものといえば4Kテレビくらいなものでした。でも展示会で4Kっていわれても…。
そんな中でもP社はがんばっていました。
この春にやっとipad仕様のピンチ(指で拡大縮小できる機能)を搭載したモニターが発売予定とか。
やっとです。Apple社に遅れること何年でしょう?
そんな日本のAVメーカーのブースを通り過ぎたところに黒山の人だかりを発見!
フィンランドの会社MULTI TACTIONという会社の映像システム。
http://www.multitaction.com/
映画「アイアンマン」の最新作に出てくるようなマルチタッチのシステム。
画面中に複数のソフトが立ち上がり、複数のヵ所で複数の人が自由に同時に動かせる。
もちろんピンチも回転も移動も自由自在なのです。
これはスゴイ!
ただ、扱う側のスキルが追いつかないかもしれませんが…。でもスゴイ!
これはもう技術力の差ではなく、文化の差か壁のように思えてきます。
マジヤバイ。

夜になるとナゼ寒いの?

朝晩はそれなりに寒いものの、風さえなければ昼間の日向はポカポカしていたりする。
そんなとき、ふと「今こんなに暖かいのに、夜になると寒くなってしまうのはナゼだろう?」と疑問がわいた。
宇宙に空気が出てしまうわけでもないし…
夜になると暴風で北極とかに飛ばされるわけでもないし…
ネットは便利です。答えが出ていました。
日中、太陽から受けたエネルギーを、夜になると赤外線で放出してしまうのだそうです。
そう言われれば、遠い昔に学習したような…。

春の行軍演習

春になると新入社員研修とか、新規開拓とかいった売込みが多くなる。
売込み自体は、新製品の情報も得られるから否定しない。
でも、あまりにも短絡的な売込みは辟易とする。
言われたままに行う、兵隊さんの「作業」みたいだ。
よくモチベーションが続くなぁと、その根性に寒心してしまう。
上司もせめて全体構想を理解させてあげればイイのに。

日本でカジノは流行りそうにない。

競輪、競馬、ボートなどの公営ギャンブル場は工業地帯に多くある。
いわゆる単純労働者の方々の職場の近くです。
なぜ、そういったところに多いのか?
これは一説によると「知識欲」との兼ね合いといわれる。
総合職や専門職など仕事でアタマを使う人たちは、休み時間くらいはナニも考えずのんびりしたい。
ところが単純作業に従事している人たちは、仕事でアタマを使わないため休み時間にギャンブルを通じてアタマを使いたくなる。
都市伝説かもしれないが
本当だとしたらこれから日本でギャンブルが流行るとは思えなくなる。

させたいこと、したいこと。

展示会の打合せで議論されることに
「会社として伝えたいこと」と「来場者が知りたいこと」があります。
これらは同じようで、実は違うケースが少なくありません。
多くの場合、建前と本音ですね。
アップグレードによって大幅な改善がなされたり、革新的な技術が盛り込まれたりするようなときには、言いたくて仕方ありません。コレは、ある程度「来場者が知りたいこと」でもあります。
本音はコストへの反映だったりします。担保が欲しいんですね。
ビジネスですから。
スゴイけど、使えない。で、半笑いで話題をすり替えたり、中庸にしたり、お茶を濁して逃げちゃうダサい業者さんが多いんですね。
でもココで、真正面から受けて立つ。
解決策をひねり出すのが大人です。
逃げるなら、最初ッから来なきゃイイのに。

仲良しは打算で成り立っている。

気の合う仲間を仲良しと呼ぶ。
でも
気が合えば仲良しになれるわけではない。
損しないか。
得するか。
純粋な心のやりとりだけでは収まらない。
打算が付きまとってしまう。
もし打算ナシに仲良しができているとしたら
社会生活が危うい。