おもしろいプランができた!と、提案すると必ずといっていいほど
支持と拒絶を受ける。
瑕疵の少ない輪郭のボンヤリしたプランは、それほど魅力的なのだろうか?
変化を期待しないのだろうか?
現状維持は成長や躍進をもたらすとは思えないのは私だけか。
日常の中のチャンス
新聞に「英語の話せる薬剤師」のコラムが載っていた。
なるほど、これだけ外国人が増えれば自ずと必要になる。
身体や体調に関わることはなおのこと。
特に専門性の高い分野の英語を履修すれば活躍の場が広がる。
ごく日常的な風景の中にもチャンスはたくさんある。
のっぺり、ってカッコ悪い。
最近、道を走っている車が新しい気がする。
凹凸の少ないプラスチック風の、のっぺりしたデザインばかり。
そんな中タマに、やたらとデコラティブな車が通る。
間違いなく古い車。
ゴテゴテとムダなモノばかりくっ付けて走っているけど、カッコいい。
機能と効率もイイけど、のっぺりじゃ楽しくないと思うんだけどなぁ。
折合い
最近「折合いをつける」という言葉づかいに、若干の温度差を感じることがある。
「折合い」、は日本語の辞書によると「妥協」とある。
議題について双方が手控えるとか、ゆずり合うといった意味。
議題と双方の関係性に限定されている感じがする。
英語の辞書では「仲良く、友好関係」とある。
議題以外のことも含めて、決着をつけるといった意味。
双方を取り囲む、まわりの一切を関係づけている感じがする。
似ているようで異なる。
良し悪しではない。
文化の違いか?
限定的に専門性を高めてアプローチするか、多面的なところからアプローチするか。
どっちもアリ。
職種や仕事の内容によりますが…。
売れる文脈
旨い日本酒は、高く売れる。
なんて聞き心地の良い言葉でしょうー。
昔の職人さんみたいで、カッコイイ!
でも現実には、旨いか不味いかは、好みですから、そんなことだけで売れたりしません。
高く売れるか否かは、文脈が左右するのです。
旨いかどうかは、二の次です。
飲む前に買ってもらうのですから、当たり前です。
日本酒を高く売るには文脈次第です。
例えば「皇居で栽培された米で作った日本酒」。
相当高額でも、かなりの量が即完売です。
「酒の入ったカメを土中に埋めて戦災を免れた古酒」
「伊勢神宮の米で作った日本酒」
コレらも、即完売です。
旨いかどうかといった次元ではない。
一部のヒトによっては入手すべき使命感すら生まれかねない。
コトほど左様に、モノの価値を評価するとき「モノ自体の評価」と「文脈の評価」の二つがある。
多くの場合、この二つの評価をゴチャ混ぜにして不毛な議論に発展したりする。
まぁ、好みを言い争う子供の口ゲンカですね。
恐らく、ちょっと冷静になれば区分して評価できる。
そういえば、このところニセ作曲家が云々と騒がしいけど、所詮は子供の口ゲンカ。
大のオトナが、騒ぎすぎですね…。
アンケートは新興宗教?
新商品の開発、新サービスの提供…顧客にウケるためにアンケートをとりましょう!
という手法はダメだと思う。
最近ダメになったのではなく、端からダメな手法だと思う。
声なき声こそが本当の声。
コチラが「アンケートは意味ないですよ」とでも言おうものなら、逆ギレされる。
薄々にも怪しいと感じていないのだろうか。
あんなに妄信的に信じているのは新興宗教なのか?
禅の公案
羽生結弦さんの金メダル。
演技もスゴイが、インタビューの受け答えがスゴイ!
メタルトレーニングをかなりなところまで行っている。
禅の公案のようです。
新旧すべてのスポーツ選手の中で、最も優れていると思う。
感心した。
気の利いたサービスって、こういうこと。
フランスの家電量販店で3Dプリンターで家電部品を出力するサービスが始まった。
リモコンの電池蓋、温度調節のダイアル…。
デジタルデータさえあれば製造終了した製品のパーツがいつでも手に入る。
メーカーもパーツ在庫を持たなくて済む。
こういうサービスは気が利いている。
ポップ文字でデカデカと安値を強調したり、ポイントサービスしたり、じゃないんだよなぁ。
ポジティブに凹む。
海洋冒険家の白石康次郎さんが世界一過酷なヨットレース “ヴァンデ・グローブ ”でマストが折れてリタイヤした。
後日のインタビュ-で上手いこと言っている。
「そりゃぁ人間だから凹みますよー。マストが折れて、心も折れて、悔しくて、申し訳なくて、凹みまくりです。」
「ただ、ポジティブな方に向きながら凹むんです。ネガティブな方を向いちゃダメ。向きだけポジティブな方に向けてね。」
上を向いて溜息をつくようにね。
斬新なアイデアが面白い
今さらながら、「斬新」の言葉の規定する領域を理解しておきたい。
受け売りですが、
「知の定義」というものがあります。
これは、
既知の既知:想定できる既知の領域(知っていることを知っていること)
既知の未知:想定できる未知の領域(知らないことを知っていること)
未知の未知:想定を超える未知の領域(知らないことすら知らないこと)
以上3つの領域に区分されます。
一般的に、上2つの想定できる範囲でアイデアを出します。ところが、この範囲は想定されてしまっているため、どんなアイデアであっても当たり前に感じてしまいます。
特に会議が長引くと、ナニを言ってもツマラナク感じてしまう、ドン詰まり感に覆われたアレです。
で、会議のリーダーは「ナニか斬新なアイデアを!」と嘆きます。
そこで、3つ目の「未知の未知」の領域からアイデアを提案します。
そうすると会議のリーターから「アホか?斬新すぎる!」と言われてしまいます。
でまた、沈鬱な会議に戻る・・・。
コレは、会議のリーダーが「斬新」の言葉の規定する領域を理解しないで「斬新なアイデア」を要求したことが原因です。
正確には「斬新ではないけど、面白いアイデア」を要求していたのですね。
つまり、ドン詰まりになった時点で会議終了!です。
想定できる範囲でのアイデアは、組合せでしかありません。出尽くしてしまえば、終了ですね。