ブースの出展者は、そのブース内を盛り上げるのが上手い。
中には惚れ惚れするくらい効率的で美しく仕上げる。
でも、それを活躍させるには会場全体の底上げが要る。
飲食店なら、味が旨いのはプロだから当たり前です。
外観、内装、小物、接客、客層など総合力がものをいう。
イベントなら、現場の底上げにかかっている。
キレイなジジイ。
ビッグサイトで設営の終わった60代と思しき施工の職人さんたちが談笑している。
一昔前なら、缶コーヒーを片手にタバコを吸っているというシーン。
ところが、このまえのジジイたちは、こともあろうに全員が「スッキリ制汗シート」で首や顔を拭きながらスッキリ笑顔で談笑している。
顔と頭と服装は、一昔前と同じなのに、やっていることがフザケテいる。
ナンだこのデオドラントなジジイたちは!
つまらん!ジジイらしくない!
ホッピー&モツでもいかんかい!
最近の流行のファッション。
ビッグサイトなどイベント施工の現場で働くヒトたちの服装が面白い。
安全のため真夏でも長袖の着用がルールとなっているため、汗ダラダラで熱中症気味の顔
をしている。
ところが、ここ最近は汗をかいていない。
長袖で、襟もキッチリ閉めてある。
ただ、全体にポッチャリした風情ではある。
近寄ってみると、その理由が判明した。
腰のあたりにファンが付いている。
ファンで風を送っているのだそう。
感想を訊いてみると「暑くはないケド、暖気を送っているだけなので涼しくもない」とのこと。
確かに、日によっては40℃をカルク超えるから当然か。
それにしても作業服メーカーも上手いこと考えたなぁ。
流行しているらしい。
凸凹が、オモシロイ。
とある番組で、乙武洋匡さんが「凸凹だから繋がっていられる」と。
「僕は、手足が無いから、ジグソーパズルでいえば凹なんです。凹だから、ソレを補完すべく誰かの凸を組み合わされる」
「もし、手足があったら凸だから、誰かの凸は組み合わされないんですよぉ~」。
沁みますねーー。効きましたーー。言葉にチカラがある。
そう、凸ばかりでも凹ばかりでも上手くゆかない。
凸と凹だから、組合せが上手くゆく。
自分には無い凸や凹と出会えるかもしれないことを期待して、新たな世界へ踏み出してゆきます。
でもきっと、ソコには既に凸も凹もあります。そうしないとその世界は成立していませんから、当然です。
どこでも当てはまるし、どこでも当てはまらない。
新たな世界へ踏み出したい!ということは、今までになかったことへのチャレンジなわけです。
当てはまりそうなコトは、新しくもナンともない。
現実逃避でしかありません。
あえて、当てはまりそうも無いコトへチャレンジしてみることが、新たな世界へ踏み出してゆくということです。
ということは、自分の凸凹を入れ替えるタイミングが、ターニングポイントの意味かもしれませんね。
「おつかい」という仕事
知り合いから聞いた話です。
最近、小規模運送会社にちょっと風変わりな業務が舞い込むようになった。
引取先はコンビニ、納品先は某運送会社の中継センター。
一見すると普通の運送業務のようです。
違うのは、普通の買い物をすることです。
つまり、引取先のコンビニで、商品を棚からとって、レジで支払いを済ませてレシートをもらう。
依頼主から、店名、商品名、個数などの指示を受けて行う。
一日に数十か所、毎日、複数のドライバーが指示されたとおりに買い物をする。
買ってきた商品を一つにまとめて、中継センターに納品する。
この一連の「おつかい」が複数の依頼主からくる。
悪いことではないけど・・・面白い仕事ですねぇ。
良いデザインって?
カッコいいデザインでも、人気のないデザインがある。
人気はあっても、近寄りがたいデザインがある。
色合いや質感の良いデザインがある。
ふとした印象や、ちょっとした違いで、どこかに振れてしまう。
計算すれば答えが出そうな気もするが、そんなにカンタンでもない。
ヒトは印象に振り回される性質だからAIにコントロールされてしまう。
印象操作ってやつですね。
言い訳とデータは違う。
冷夏だから服が売れないと言い訳するアパレルメーカー。
出版不況だから本が売れないと言い訳する出版社。
スマホが普及したから・・・
車の燃費が向上したから・・・
データを検証すると、まったく関係ないそうです。
ウジウジ言い訳しないで頑張りましょう。
ホワイトノイズ
大勢の人がいるのに静まり返ったオフィス。
仕事は捗るのだろうか?
個人的には、小さな雑音やBGMなんかがあった方が集中できる。
ハンドスピナーや、ペン回しに似ているかもしれない。
気を入れて「聴く」には向いているけど、意識しないで「聞く」には向いていないかんじがする。
トランプ氏がアメリカなんだろうな。
2004年に公開された『Fed Up』や、2016年公開の「Where To Invade Next」というタイトルのドキュメンタリー映画。
ドキュメント映画なのに笑ってしまうトホホさ加減が面白い。
内容は、アメリカの給食があまりにもチープで偏っていること。
コーラとピザ、ビスケットとミンチ肉・・・炭水化物中心のファストフード。
ギリギリあるのが冷凍のミックスベジタブル。
フレッシュな野菜は見当たらない。
でも給食の栄養指導を行う団体はナニも言わない。
なぜなら穀物メジャーの企業が業界団体に多額の寄付を行っている。
ついには多額の資金でロビー活動を行って「穀物は野菜である」と定義してしまった。
つまりピザは野菜なのです。ビスケットもパンも野菜なのです。
強引すぎて笑ってしまう。
薬の副作用
クスリには副作用があります。
効き目の強いクスリには、強い副作用。
効き目の弱いクスリには、弱い副作用。
展示会やHP、カタログなどにも同じように副作用があります。
副作用には、良い副作用と悪い副作用があります。
それにもかかわらず、一方的に副作用は悪い!と決め付けてしまうのは、どうでしょう?
良い副作用だってあるのです。
副作用を最小にするために、効き目の弱い「無難な」方法へ向かうといった役人気質の方がいます。
「無難」の「無」は、「ゼロ=0」ということです。
「×0(かけるゼロ」は、ナニをかけてもゼロです。
つまり「無難」には、意味もナニも無いということです。
「無いこと」を知りつつ通信費や人件費を投じるのは、悪意があると見なされかねません。
「無難」は背信行為かもしれませんね。